前回の続きです。（まだ読んでいない方は、こちらから→「スポーツ観戦」その３・前編）

現在のJリーグのチェアマン（理事長）である野々村芳和氏は、一見サッカーのエリートコースを歩んでいるようにも思えますが、実は、病気からの克服や経営者としての資質などの面で多くの壁にぶち当たってきた、努力の人でもあったのです。

小学生から大学生まで、たびたび原因不明の発作に襲われ、心臓がドキドキして１試合フル出場できないこともあったとか。

これは、精神的な問題ととらえ、精神面での鍛錬を重ねるなどの様々な努力をされたそうですが、大学生になってはじめて「心臓病」という診断を受けたそうです。

心臓病と聞くと、人生をも左右する大きなショックのように予想しますが、野々村氏はその逆で、原因がはっきりしたことで次の行動がはっきりしたようです。

手術は無事成功。

改めてサッカーに打ち込み、慶應義塾体育会ソッカー部（サッカー部）をけん引。

関東２部で２年連続優勝に導くなど逆境を乗り越えた活躍をしました。

注目すべきは2013年の株式会社北海道フットボールクラブ（HFC、現・株式会社コンサドーレ）の社長に就任なのですが、この件についてはさらに次回へと続きます。

執筆：スタッフ小野