自転車、冬に向けて:メンティナンスの必要性、快適な環境、結局安上がり
ホープ再生自転車販売店長の一言 その25
こんにちは ホープ再生自転車販売店長の相馬です。
寒〜い冬の足音が聞こえ始めて、待ったなしの時期となってきましたね。
ご自宅では、暖房器具が活躍し始めているのではないですか。
我が家も、まずは手始めにポータブルタイプのファンヒーターが、つい先日より稼働を始めました。
これは北海道民あるあるですが、一度暖房の恩恵を受けてしまうと、多少気温が高くなっても、つい使い続けてしまうという状況が生まれてしまいます。
さて、今回の話題は、自転車の冬支度についてです。
夏の間、自転車をご利用になっている皆さんは、冬場は乗らない方がほんどだと思います。
中には、冬場も変わらず乗り続けるという方もいらっしゃると思いますが、その方たちは少数派であると思います。
私達、自転車安全整備士としましては、基本的には冬場の自転車のご利用は控えていただきたいと思っています。
それは、夏場と比較して自転車乗車中のあらゆる危険に対するリスクが高まるからです。
そして、雪道に撒かれる凍結防止剤が、メカがむき出しの自転車の各部を格段に痛めてしまうからです。
サビてしまったメカをそのままに放置しておくと、とても酷い状況にもなってしまいます。
そこで、長い冬の間、愛車を安全な状態で越冬するために必要なテクニックをお伝えいたします。
その1 夏の間に付いてしまった汚れを落とす。
自転車の汚れは、普段の生活の中で見かける汚れとは少し違う、手間を惜しまずにウェスト洗剤を使って拭き取ります。
特に、チェーン周りは、油と砂埃が交じり合った汚れが付いているので、根気よく拭き取ります。
バイクなどは、高圧洗浄機で一気に汚れを洗い流してしまうことをしますが、自転車はデリケートですので、手洗いをお勧めします。
その2 各部に注油する
自転車は鉄でできています。
水分は大敵です。
洗った後もしっかりと水分を拭き取って、必要箇所に注油します。
一番忘れてはならないところは、チェーンです。
チェーンを動かしながら注油をして、余分な脂は拭き取ります。
チェーンには少し粘度の高いグリース系のスプレーが最適です。
ブレーキ部分には絶対に注油してはいけません。
ブレーキが利かなくなり、事故に繋がります。
その3 雨・雪から守る
自転車の準備が出来たら、次は仕舞う段階です。
タイヤなどは、長期保管の間に少しずつ空気が抜けてしまいますので、片付けてしまう前に、適正圧まで空気を入れてください。
ガレージなどを持っている方は、ガレージの中に入れることで問題はほぼ解決します。
ガレージをお持ちでない方は、配慮が必要です。
実は私もその一人でして家の横壁を利用したガレージの様な空間があるのですが、中は日々の趣味に利用している物でいっぱいになっており、また自転車も複数台所有していることもあり、冬場はどうしても雪の影響を受けるところにしか置けません。
そこで、100円ショップなどで自転車用のカバーを3〜4枚買ってきて、それを利用しています。
まず、カバーを2枚重ねて、開口部を上に向け、その中に自転車を仕舞います。
そして袋の端をまとめて、口を締めるように絞り、その上から1〜2枚カバーを掛けて、今度は裾部分から雪などが吹き込まない様に絞って、カバーの上から自転車全体に紐などで縛って、あとはなるべく雪の害が及ばないところに置きます。
春先などに、雪の山の中に埋もれたかわいそうな自転車を見かけることがありますが、あの状態は最悪です。
春の熱気で溶けた雪が、自転車の各部分の隙間に入り込んで、調子を悪くしてしまいますので、春先のこの状態を避けるためにも、上記の対応は大切です。
以上、簡単ですが、冬を前にした越冬準備について、ご紹介しました。春にまた快適な自転車ライフを送るためにも、是非実践してみてください。
そして、いつも紹介しているホープ工房の作品たちです。
これらは、ホープ再生販売の店舗内にあるホープ工房ブースに並んでいます。
しかし、冬期間はホープ再生自転車販売の店舗は冬期休業になってしまうので、ホープ工房ブースはご覧いただけません。
ホープ工房商品ご購入希望の方は、同系列店の「たい焼きたこ焼ホープ」の店内、大通り交流拠点地下広場内の元気ショップ、JR札幌駅西コンコース内の元気ショップ「いこ〜る」でも販売しております。遠方の方は、どうぞネットショップもご利用ください。
執筆:スタッフ相馬
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商品紹介
ホープ工房
ホープ工房は、札幌西区の障がい者就労支援事業所ホープで制作している手工芸品の販売サイト。
主たる支援事業であるホープ再生自転車販売で培ったノウハウを活かし、
自転車パーツを活用したアクセサリーやアイデアグッズを販売。
また、完全無添加・無着色の犬用チーズおからクッキーやプロミュージシャン監修の
ハンドメイドカホンなども販売。
屋号 | 特定非営利活動法人 生活相談サポートセンター |
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〒063-0004 北海道札幌市西区山の手4条1丁目1-28 |
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代表者名 | 斎藤 博之 (サイトウ ヒロユキ) |
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