もうすぐクリスマスですね!最高のプレゼントをあなたに ヨハネ3:16
賢者の贈り物
クリスマスになると思い出す一つのお話があります。
『賢者の贈り物』という話です。
ある若くて貧しい夫妻が、相手にクリスマスプレゼントを買ってあげたくて、お金を工面しようとします。
夫のジムは、祖父と父から受け継いだ金の懐中時計を大切にしていました。
妻のデラは、その懐中時計を吊るす、プラチナの鎖を買うために、自分の美しい髪をバッサリ切り落とし売ってしまいます。
一方、夫のジムはデラが欲しがっていた鼈甲の髪飾りを買うために、自慢の懐中時計を売ってしまいます。
デラは懐中時計の鎖を手に、夫の帰りを楽しみに待っています。
ジムも髪飾りを手に、ワクワクしながら足早に家に向かいます。
しかし、扉を開けたジムは棒立ちになってしまいます。
デラの長く美しい髪がなくなっていたからです。
ジムは、デラが懐中時計の鎖を買うために髪を売ったことを知ります。
しかし、その鎖を付ける懐中時計はもうありません。
ジムが懐中時計を売って、デラの髪に飾ろうとした鼈甲の髪飾り。
デラが自分の髪を売って買ったプラチナの鎖。
どちらも無駄になってしまいました。
デラの美しい髪はなく、ジムの懐中時計も無いからです。
しかし、二人はお互いの「愛」を受け取りました。
自分の一番大切にしていたものを犠牲にしてまで、愛する人を喜ばせようとした。
その「愛」を互いに受け取ったのです…
クリスマス。
神様は、ご自身のひとり子、イエス・キリストを私たちへのプレゼントとして、世に贈られました。
私たち人間の罪を精算するため、私たちの「身代わり」として、十字架につけるためにです。
私たちを愛するがゆえにです。
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。
それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。
ヨハネの福音者 3章16節
執筆:スタッフ阿部(光)